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キミの側に。

第1章 変わらない日々

「ゴホッゴホッ!」

「え、日佳莉、大丈夫?」

最近、だるいし咳が酷いんだよなあ・・・。風邪かな?

「大丈夫。ちょっと風邪気味かも…」

「辛かったら言ってね。」

「うん。」

莉乃は優しい。いつだって私の力になってくれる。

大事な親友。

「ん。やる。」

後ろから香中が手を出した。

「え、のど飴?」

「風邪気味なんだろ?だから…」

きっと心配してくれてるんだ。

「ありがと。」

私はお礼を言うと、飴を舐めた。

香中も、普段はふざけてるけど、私の理解者。わかりにくいけど、とっても優しい。

この大好きな人たちとずっと一緒にいられたらいいな。






けれど、こんな幸せな日常が崩れるなんて。











思ってもみなかった。

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