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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第2章 偽りのウェディング・ベル

 何度か身体を重ねた健吾よりも、剛史とのたった一度のキスの方がよほど淫らで(エロティツク)、何か身体の芯が妖しく疼くような感覚がした―。
「あんなの先は? なに?」
 悪戯っぽい表情でニヤニヤしている剛史を美奈恵は紅い顔でにらみ付けた。
「変態、ドスケベ」
「まあまあ、そう言うなよ、俺だって、これでも男だしさ、眼の前に可愛い女の子がいたら、そりゃあムラムラっときて唇の一つくらい奪いたくなるってものじゃない?」

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