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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

「いやねえ。流石にまだこの歳で世捨て人になろうと思うまでは世を儚んでないわよ」
「でも、さっき引っ越すとか何とか言ってただろ。俺に何も言わないで姿を消すなんていうのだけは止めてくれよ」
「どこに行っても、剛史にだけは連絡するわよ」
「本当か?」
 勢い込んだ剛史に美奈恵は頷いた。

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