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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

「ごめんね。昨夜は何だか迷惑かけちゃったみたいで。汚かったでしょ」
 眼の前でさんざん吐いた末、美奈恵は剛史にお姫さま抱っこでベッドまで連れていって貰った。挙げ句、そのまま朝まで爆睡したのだから、笑おうにも笑えない話である。
「さあ、そんなことがあったっけ」
 剛史は空惚けて肩を竦め、さっさとバスルームから出ていった。

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