テキストサイズ

レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

「あの―」
 支払いを終えた時、後ろから例の三人組女子高生が恐る恐る話しかけてきた。
「染谷将太さんですよね?」
 剛史は振り向き、淡々と否定した。
「いや、申し訳ないですけど、違います」
「芸能人じゃないんですか?」
 別の子が言い、それにも無表情に頷く。
「違います」
 更に最後の子が言った。
「一般の方でも良いので、もし良かったら、一緒に写メ撮って貰えませんか!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ