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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「いや。もう、したくない」
「今度は痛くしないから」
「もしかして、これから?」
「うん」
 美奈恵は剛史の胸に顔を伏せて泣いた。
「今夜はもう許して。まだ痛むんだもの。無理だよ」
「絶対に痛くしない。約束するから、俺を信じて」
 剛史はそう言うなり、身を起こし美奈恵を抱き上げた。

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