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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「さっき運動して汗をかいたろ? それに、俺やお前の液で身体もべたついてるだろうしな。だから綺麗に俺が洗ってやる」
「お風呂に入るの?」
「ああ」
 浴室に入った彼は美奈恵を壊れ物を扱うように慎重な手つきで床に降ろす。少なくとも、その手つきだけからすれば、先刻のように粗暴に扱われることはないようだと少しだけ安堵する。

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