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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

 そして、苦痛は去り彼から快楽ばかりを与えられるようになった今、かえってはっきりと見えてきたのは自分の気持ちだった。
―私は彼を愛している。
 元々、この想いに気づいていなかったわけではない。彼に何度かキスされた時、あれほど狼狽えてしまったのも、やはり彼への想いが根底にあったからなのだと今なら判る。

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