テキストサイズ

レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

 もしかしたら、この一夜で自分は身籠もったかもしれない。美奈恵にはそんな予感があった。妊娠しやすい時期だということもあるけれど、これだけ彼に抱かれ彼の精を幾度も最奥で余すところなく注がれ受け止めたのだ。
 妊娠していたとしても不思議はなかった。
 もし妊娠していたら、美奈恵は子どもを産むつもりだ。シングルマザーでも良い。剛史の子だから、大切に育てたい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ