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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第2章 偽りのウェディング・ベル

 そう、それは重ねるというよりは、奪うという方が正しいキスだった。舌を差しいれられることこそなかったけれど、角度を変えて幾度も口づけられたキスはかなり濃厚なものだった。
 途中で美奈恵は何とか逃れようともがいたものの、やはり身長差二〇センチ、体格の差はいかんともしがたく、結局は剛史の思うがままに唇を貪られてしまうことになる。

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