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帰り道・・・

秘密を守る為とはいえ、ニノを抱いた・・・

しかも、自分の体ではなく、 翔君の体を使って。

翔君の体を勝手に使った事、リーダーに対して、そしてまーに対して、罪悪感でいっぱいだ。

でもニノの言う通りにしてなかったら、どうされるか、わからなかったし・・・

俺の胸にしまっておこう。



おっ、電話だ
・・・あっ、リーダーだ。

どうしよう、何か声聞けねえよ。
でも出ないと心配させるし・・・


「もしもし、智」

「翔ちゃんお疲れ。もう家にいる？」

「ごめん、まだなんだ。どうしたの？」

「近くにいるから、会いに行こうかと思ってね」

「ごめんね、智。久しぶりに友達と会ったから、ごはん食べてたの」

「そっか、じゃあ仕方ないね。
ねぇ翔ちゃん、一つだけ聞きたい事があるけどいい？」

「何？」

「今日ニノと一緒だったでしょ？
そのぉ・・・大丈夫だった？」