無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「カンパーイ！！
何か３人で飲みに来るのって、久しぶりだよね」

「俺ら達、それぞれ忙しいしね」


忙しいんじゃなくて二人共、翔ちゃんや潤君とばかり会ってるんでしょ？


「俺、こうやって一緒に飲みに来られるの、すっごく嬉しいよ」

「嬉しいのはわかったけど、ちょっと飲むペース早くねぇ？」

「別に早くないよ。まー君が遅いだけだよ。
ほら飲んで・・・リーダーも」


２人を独り占めしているみたいで、何か気分がいい。
ついつい飲むペースが早くなる。

前の事をまだ少し警戒しているのか、２人はあまり飲んでない。

俺の中にまた、小悪魔があらわれた。


「ねぇねぇ、俺の聞いてくれる？
嘘のような、本当の話しなの」

「何、嘘のような本当の話しって」

「あのね～、どうしてかわからないけど、人と人が入れ替わっちゃったんだって」

「入れ替わるって・・・どういう事だよ」

「う～ん・・・あのね～・・・え～とね、
翔ちゃんだけど翔ちゃんじゃなくて、潤君だけど、潤君じゃないんだよ」