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「ねぇリーダー、俺の話し聞いてくれる？」

「またリーダーなんて言って・・・
でも何？何でも聞くよ。話してごらん」


リーダーから体を離した。
そしてリーダーの目をじっと見つめて、話し始めた。

優しく微笑んでいたリーダーも、真剣な目で俺を見つめ返した。


「リーダー、俺・・・俺は・・・」

「な・・・に」

「俺は、翔君じゃ・・・ない」

「えっ？！何言ってるの？」

「俺は、翔君じゃなくて・・・松本なんだ」

「えっ、えっ、何それ、ちょっと待って。
どう見ても翔ちゃんだよ。
俺の大好きな、俺の可愛い翔ちゃんだよ」


俺の手を握り、抱き寄せてた。
さっきよりも強く、抱き締める腕が震えている。