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俺はここだよ

第7章 これから

「携帯も交換しよう。
違う電話持ってたら、お互いに疑われちゃうでしょ」

「そうだな。
とにかくなんでも連絡取り合おう。
相葉君に、やきもちやかせたら可哀想だからね」

「それはこっちの台詞でもあるよ。
リーダー、翔君にゾッコンだしね」

「・・・」

「・・・」

「あっ、あのさぁ・・・」

「なっ・・・に」

「え~っと、その・・・
あっ、5人でのときは、楽屋でも電話にしようか」

「そっ・・・だね。そうしようか」


多分、翔君も俺と同じ事が気になったんだろうな。

気になる事・・・

それは昨日の夜の事。


それから俺はテレビ局に向かった。
緊張の中、打ち合わせが始まった。

時間まで楽屋で鏡に向かい、自分に言い聞かせていた。

「俺は櫻井翔だ・・・」



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