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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

「忙しいところごめんなさいね」


現れたのは女性だった。
年齢は校長先生と同じ位だろうか。

黒いショートへアに
どこかで見たことがあるような
部分的な白髪。
妖艶な切れ長の目。

黒いタートルネックに
黒いレース柄のロングスカート、
紫色のニットショールが映える。


「梅子さん お久しぶりです」

「まぁ たろちゃん!
 相変わらずみたいねぇ」


え この人が!!
あの 梅子さん!!!


梅子さんは次朗の曾孫で
濁天のマスター、
清和さんの双子の妹。




「…こんにちは」

「    !!」


梅子さんは俺を見るなり
細い目を見開いた。


「貴方はハルシオさん?!!」

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