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「再会」と呼べる「出会い」

第17章 溶ける体温

「いや 
 俺達の記憶を元に
 部屋が作り出しているんだよ
 幻に近いかな
 現実ではないから」


私は机の上の羊皮紙に触れた。
感触と匂いが
夢だとは思えない程リアルだよ。



「ぅひゃ!」


変な声でちゃった…。



背後から
次朗君の腕が私を捕らえた。

「俺たちは現実だよ
 …ここなら誰も邪魔しないし
 気兼ねしなくてもいい
 ミカ


 続きしようか?」














心臓   止まっちゃうよう。

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