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エール

第1章 リーヴル

「う、うわぁあっ。」


あまりの恥ずかしさに身悶えながら、勢いよく体を起こす。



な、何やってるんだ、俺は~っ!!



心の中で絶叫しながら、隣の自分の席にゴンゴンと頭をぶつける。



「ふぅ......んっ。」



と、聞こえてきた吐息に身を固くする。



奈帆...........................起きる!?



一旦顔を奈帆に向ける。


今のタイミングで起きられたらヤバイッ。



そっと物音をたてないように移動し、持っていたタオルを肩にかけてみる。


「...............スゥ...。」


再び寝息をたてはじめた奈帆。


ふぅ...............これで何とか...大丈夫か?




ただ、問題はこれかな?




腰に手をあてながら眺める視線の先には、床に散乱したプリント類の束があった。

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