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翔太と別れて精神的に壊れかけていた私を支えてくれたのが、

"彼"

賢壱だった。

私は賢壱と付き合う事にした。

翔太と付き合っていた頃より幸せ…。

そう、思って居た。






久しぶりに翔太がLINEに来た。

私は賢壱と話し合い、

きちんと向き合う事にした。

翔太と賢壱と私の３人でまだ話し合いを始めた。

最初は朗らかな感じで話していた。

そして、数秒の沈黙。

その沈黙を破ったのは賢壱だった。

「ゆりか、翔太に話したい事あるんだろ？」

「…うん」

「俺しばらく黙っとくから話せ」

その言葉が引き金になったかのように、私は翔太を責め始めた。

「翔太さ、私を何回騙した？」

「…ごめん」

「ごめん じゃないんだよ。どんだけ私が傷付いたと思う？そんな私信用ないわけ？私はなんでも話したよね？」

「……」

「なんとか言ったら？」

「……いやぁ…なんていうか…これ言ったら言い訳になるかもだけど…」

「なに」

「ゆりかに嫌われたくなくて…」

「馬鹿じゃないの!?言われたからって私が嫌うと思ったの!?」

「…ちょっと話していいか？」

怒り心頭の私を抑え話し始めたのは賢壱だった。

賢壱は翔太に何かを話していた。

怒っていた私は、その内容が全く頭に入らなかった。

賢壱は私の声のトーン、話し方で暴走しかけている事を察し

途中で乱入する事で私を抑えようとしたのだ。