
闇の王と光の騎士
第16章 闇の王の粛清
「貴様っ!?」
闘技場の戦いで本気の殺意を見せた遥風にももはは度肝を抜かれた。
業火の威力を間違えば観客たちの命ですら危ない。
「ふざけた真似をっ!!」
慌てて遥風に飛び込むが距離がありすぎる。
もちろんそれも遥風の計算づくだった。
「業っ----」
術が発動する寸前。
「はぐっ!?」
突如コロシアムの外から飛んできたシャルルが遥風の肩に噛みついた。
「シャルルっ!? 来ちゃダメっ!!」
ともこが悲痛の叫びをあげた。
「この野郎っ!!」
ももはは遥風の身体に全力で体当たりをかました。
「げはっ!!」
鋼鉄の硬度になった身体での体当たりは遥風の内臓を圧迫する。
「くそっ!! こんなところで死ねないっ!!」
用心棒はよろけながら再度術の印を切る。
「ガルルルルルッ!!」
シャルルは地鳴りのような低い鳴き声を出し、前足で素早くフックパンチを放つ。
闘技場の戦いで本気の殺意を見せた遥風にももはは度肝を抜かれた。
業火の威力を間違えば観客たちの命ですら危ない。
「ふざけた真似をっ!!」
慌てて遥風に飛び込むが距離がありすぎる。
もちろんそれも遥風の計算づくだった。
「業っ----」
術が発動する寸前。
「はぐっ!?」
突如コロシアムの外から飛んできたシャルルが遥風の肩に噛みついた。
「シャルルっ!? 来ちゃダメっ!!」
ともこが悲痛の叫びをあげた。
「この野郎っ!!」
ももはは遥風の身体に全力で体当たりをかました。
「げはっ!!」
鋼鉄の硬度になった身体での体当たりは遥風の内臓を圧迫する。
「くそっ!! こんなところで死ねないっ!!」
用心棒はよろけながら再度術の印を切る。
「ガルルルルルッ!!」
シャルルは地鳴りのような低い鳴き声を出し、前足で素早くフックパンチを放つ。
