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闇の王と光の騎士

第21章 ~エピローグ 光の騎士~

蘇った白虎はこれまで通り人類すべてを守る任務に戻らなくてはならなかった。

これまでのようにともこと一緒にいるわけにはいかない。

だからともこは自分がシャルルと共にいることを選んだ。

人間社会とは離れた孤独な世界だ。

『護りし者』の運命。

孤独のうちに生き、平和を願う。

ともこは何故白虎がシャルルとして自分の前に現れてくれたのか、分かった気がした。

平和のために自らの孤独を犠牲にする生き方と言うのは決して楽なものじゃない。

少しだけ、寂しさを紛らせたかったのだ、と。

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