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闇の王と光の騎士

第5章 破滅のはじまり

「仲間になんてなるわけないだろ?」

シャルルは爪を出し、牙を剥いてにじり寄る。

「んー……そっか。じゃあ魔術で催眠をかけて仲間にするまでだ!!」

やけに卑怯なことを堂々と宣言するみぃみぃ団長。

こうしておしゃべりな山賊と猫使いの少女のバトルが開始された。


みぃみぃは両手をかざし、シャルルに念を送り始める。
しかしそんなことをさせるはずもないシャルルが爪を立ててみぃみぃの顔面に襲い掛かる。

「わっ!? こいつ俺になついてくれたんじゃ!?」

みぃみぃは事も無げにシャルルを掴まえて無理矢理に頬を寄せる。

「やめろっ!! 穢らわしい!!」

シャルルは身を捩りみぃみぃの腕から逃げた。

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