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いじめっこのえっちな修学旅行

第3章 5月18日 日曜


右、後ろ、右斜め後ろ、




……全員知らないやつなんだけど。。


てか、

みんな眼鏡かけてんだけど…。



なんでだ?

ここ3年3組だよな?

3年の教室だよな?


なんで俺の回りのやつら
俺の知らないやつらなんだよ……!


「せ、せんせー?」

「ん?」

「なんか俺さ、
記憶喪失なのかも……」


「なにいってんだ笑」


周りもわっと笑い声が
広がる。


「いや、だって……

俺周りの眼鏡くんたち、
俺知らないんだけど……

転校生?」


「三年なのに
盛大な転校生だな、おい!」


男子のつっこみで
笑い声が一段と大きくなる。


「おーい、静かにしろー。」


杉田の声ですぐに
静かになるクラスに俺は
驚きを隠せなかった。


すげぇな杉田……。


……てかみんな俺が
うけ狙いで言ったと思って
なにも気にかけてないな?

杉田も俺を無視して
黒板きれいにし始めるし……


俺はまたキョロキョロして
やつらの顔を除き混む。


……やっぱ知らねぇ…

てかこんだけ覗きこまれて
こんだけクラスから笑われてるのに

よくもまぁ
普通に本読んでいられるな……


『キーンコーンカーンコーン』

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