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溺れる電車

第8章 5年後…。


私、山下亜美。



21歳という…若い年齢で、社長婦人になった。




大きな部屋で優人を待つ。



優人はやっぱりドSで…。



3か月も優人の仕事で会えていない。




優人は、全然変わらないわ。





27歳になったけど。



かっこよくて、ドSで。



仕事が忙し過ぎて、なかなか会えないのは、寂しいけど。






プルルルル…





電話が鳴る。





「はい、山下ですけれども…」



「俺だ」




私の大好きなその低い声が変らない。

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