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愛する人

第2章 始まり




外に出ると桜は既に散っていて、青々とした葉桜になっていた。
今は天気が良いが、向こうの空が薄暗いので、帰りは雨だろうなと思い、リュックに入れた折り畳み傘を確認してはホッとしていた。


早く出ていたので、時間にかなりの余裕があり、ひと駅分歩いては、カフェで軽くお茶をしていた。

早朝のカフェは意外と人が居なかった。





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