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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第23章 ★逢いたい

………そもそも俺がお前に電話をしたのは


美和が俺を名前で呼んだことを自慢したかっただけであり


お前の幸せを願う為では決して無い。




「……なにか、あったんですか?」

『…………』




相手が蓮だとは到底思えず、思わず敬語。


鳥肌が徐々に落ち着いた頃に、蓮の声のトーンも戻った。




『……忘れたふりしかできないらしい』

「……は?」

『どんなに激しく抱こうが記憶は飛ばせない』

「……何の?」

『やり直しのチャンスをもらったけど
………つまり
恐ろしいことに、さらにハードルが上がってしまったんだ』




………会話にならねぇ。

こんなに落ちるなんて、どれだけ強烈なダメージくらったんだよ……




『……ヒメ』

「…………」

『どうすればいい?』

「…………」


『お前にしか相談できないんだ。

………早く来いよ』





………美和と約束したんだ。


心の優しい俺様でも、二度と同じ過ちはしないと誓った。


だから、残念ながらその願いを叶えることは………








「………蓮。今、どこ?」













.。.:* To be continued……?笑 *:.。.。.:**

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