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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第27章 ♡極上……彼女?

「……食欲無いならいいけど。
私だって莉央の為に出来ることはしたいのよ」

「お前、まだ体弱ってんだろ」



目を閉じたまま、莉央は小さい声で続ける。



「お前にうつしたくない」

「………!」

「俺、滅多に風邪なんてひかねぇのに。
しかも夏にひくってマジでダセェ。
絶対威力強いから、危な……」



話してる途中で、咳き込む莉央。


………この男、半分意識が飛んでるのかもしれない。


うつるから危ないとか言いながら、ベッドの横に座る私の方に腕を伸ばして、きゅっと私の手を握る。



「……莉央……」



こんな時になんですが。


なんか、めちゃくちゃ可愛いんですけど!///


いつものクールな表情は崩されて、悶えるような赤い顔。


わざと離そうとすると、無意識に私の手を探してくる。


………玄関で即渡されたこのマスク、外してもいいですか?



「いつもこんなだったらいいのに~って………ん?」



莉央の背中の後ろに、黄色の丸い物体。


……確かに、1体足りないって思ってたんだけど


自らお持ち帰りするって


どんだけ好きなの。

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