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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

「か、帰ったら触ってください~~///」

「すごい可愛いんだけど。
奥さん、顔真っ赤だよ?」

「~~~先輩、別人みたいです!
なんかちょっと、隼人さんみたい……」

「正真正銘、お前の旦那だけど」



あたしの左手を、先輩の左手が持ち上げて


お揃いの2つの指輪がキラリと光った。



「香。 俺、全然モテてないよ」


「……えっ!?」


「あ、ごめん今の嘘」


「~~~~!?」


「松島が言った通り、結婚してからの方が告白される回数が増えた」



松島というのは、昨日社食でお昼を食べた同期のことだ。


い、今の話……


もしかして……!



「今朝、チームのミーティング後に
松島がお前の反応を再現してくれたんだ」

「…………!!」

「そのおかげで、昨夜ふてくされてた理由が分かったよ」

「…………っ」

「……妬いてくれたわけね?」



あたしの左薬指にキスを落として


先輩はそのまま上目使いであたしを見つめる。

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