テキストサイズ

先生、駄目ですっ……

第6章 数学の補習 2

「そ、れはっ……」

岳人の顔が頭に浮かんだ……


「答えないとやめちゃうぞ?」

「や、やめないでっ……」

先生の腰が止まった。

私は慌てて自分で腰を振る。


「どっちなんだ?」


「せ、先生です……先生の方が……いい、です……」


体は充分にわかっていても、口に出して言うと胸がズキッと痛む。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ