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先生、駄目ですっ……

第7章 図書委員の継承 2

すぐに会って二人きりで話したかったのに……


落ち込む私は貸し出しカウンターに座る。

どうせ貸し出し希望のお客さんなんて来ない、虚しい業務をするために。



「うわぁ!! 懐かしいっ!!」

ドアが開き、心地よい音色の声が響く。

「あっ……」

私は思わず眼鏡の奥の目を見開いた。


入ってきたのは、あの瑞浪先生だったのだ……

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