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先生、駄目ですっ……

第7章 図書委員の継承 2

「……図書室ではお静かに願います」

思わず棘のある言葉で瑞浪先生を注意してしまった……


私も最低……


「あら、ほんとね……ごめんなさい」


瑞浪先生は気を悪くした様子もなく、恥じたような顔をして口許に手を当てる。

その一つ一つが嫌みがなく、上品で私の神経を逆撫でする……


余裕たっぷりに感じられる雰囲気が正直怖かった。

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