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先生、駄目ですっ……

第13章 鬼の生活指導教員 3

「阿久津っ!! 散歩行こう!!」

「散歩?」

部屋でくつろいでいた阿久津は少し気崩れた浴衣を直しながら首をかしげる。

「せっかく旅行にきたんだし、いいじゃんっ!!」

「しゃぁないなぁ……」

「ご、ご迷惑ならいいんですっ!!」

「迷惑なわけないやろ?」

阿久津は笑いながら琴子の頭を撫でる。

「なにその態度の違い?」

ちょっとムカつくんですけど?

「日頃の行いやな」

「うざ……」



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