先生、駄目ですっ……
第13章 鬼の生活指導教員 3
「阿久津ってサイテーだよね。何が教師と生徒、よ。バカみたい」
「そんなことないよ。先生はいい人だよ」
「まだかばう!? 琴子っていい子にもほどがあるんじゃないっ?」
「ううん。そうじゃないの……ただね。…………いい人だなって、そう思ったの。私先生が好きでよかった」
「琴子……」
語尾が言葉になってないくらい歪んでて、私は琴子の肩を抱きしめた。
「恭華ちゃんっ……うううっ……」
「琴子……えらいよ。よく頑張った。泣きたいときは泣けばいいんだよ」
琴子の顔はものすごく熱かった。
琴子の熱い顔を私の胸に押し付ける。
「恭華ちゃんっ……恭華ちゃんっ……」
「うん。大丈夫。琴子はしっかり伝えたんだから」
何回も琴子の頭を撫でてやる。
浜辺の夜は私たち二人なんてお構いなしに花火で盛り上がる人たちの笑い声が遠くで聞こえていた……
「そんなことないよ。先生はいい人だよ」
「まだかばう!? 琴子っていい子にもほどがあるんじゃないっ?」
「ううん。そうじゃないの……ただね。…………いい人だなって、そう思ったの。私先生が好きでよかった」
「琴子……」
語尾が言葉になってないくらい歪んでて、私は琴子の肩を抱きしめた。
「恭華ちゃんっ……うううっ……」
「琴子……えらいよ。よく頑張った。泣きたいときは泣けばいいんだよ」
琴子の顔はものすごく熱かった。
琴子の熱い顔を私の胸に押し付ける。
「恭華ちゃんっ……恭華ちゃんっ……」
「うん。大丈夫。琴子はしっかり伝えたんだから」
何回も琴子の頭を撫でてやる。
浜辺の夜は私たち二人なんてお構いなしに花火で盛り上がる人たちの笑い声が遠くで聞こえていた……