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先生、駄目ですっ……

第14章 先生はメス奴隷 3

大人同士の交際に「付き合ってください」なんてかしこまった告白のイベントはないんだとわかっていても、どこかそんな言葉を欲しがってる自分もいた。

慌てて着替えながら村田先生にOKの返事を出す。

歳も立場も近い村田先生との恋愛は私にはもったいないくらいの条件だもの……


「お待たせしちゃいましたか?」

「いいえ。ちょうど私も来たところです」

師走のふわふわした賑わいの街で、私たちが落ち合ったのが十時半過ぎ。

村田先生の車に乗って他愛のない会話をしながら海へと向かう。

「初日の出をね、麻桜と見たいなって思って」

あの夜と同じように村田先生は私の名前を呼ぶ。

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