先生、駄目ですっ……
第15章 カテキョとお嬢様 3
「悠希、入学おめでとう」
高校の入学式の朝、忙しくて顔をほとんど合わすことさえないお父さんが入学式にやって来た。
普段あんまり顔を合わさないからなんだか照れくさい。
「お仕事大丈夫なの?」
「なぁに。仕事より娘の入学式の方が大切だろ?」
「まぁ、調子のいいこと」
お父さんの隣でお母さんが笑った。
「栄凛館高校に入学してお父さんも鼻が高いのよ、悠希」
「よく頑張ったな」
お父さんが私の頭に手を置いて優しく撫でる。
子ども扱いされてる感じがするけど、悪い気はしない。
だって……
「小野瀬先生のおかげだよ、お父さん。小野瀬先生を家庭教師にしてくれてありがとう」
小野瀬先生が褒められてる感じがしたから……
高校の入学式の朝、忙しくて顔をほとんど合わすことさえないお父さんが入学式にやって来た。
普段あんまり顔を合わさないからなんだか照れくさい。
「お仕事大丈夫なの?」
「なぁに。仕事より娘の入学式の方が大切だろ?」
「まぁ、調子のいいこと」
お父さんの隣でお母さんが笑った。
「栄凛館高校に入学してお父さんも鼻が高いのよ、悠希」
「よく頑張ったな」
お父さんが私の頭に手を置いて優しく撫でる。
子ども扱いされてる感じがするけど、悪い気はしない。
だって……
「小野瀬先生のおかげだよ、お父さん。小野瀬先生を家庭教師にしてくれてありがとう」
小野瀬先生が褒められてる感じがしたから……