悪魔と天使
第2章 親睦会
「前に金蝶のことを悠がばらしたのかって聞いたら半分と言っていたが、どう言う意味だ?」
「あぁ....それね。会長の所の情報屋だよ。」
「情報屋?」
「うん。情報屋。なんかさ、俺が会長に金蝶がこの学園に居たらどうする的なこと言ったんだ。
そしたら、会長の所の情報屋がさ、いるよ。って言ったんだ。」
「それで?」
「俺が金蝶の話、会長に振らなかったら金蝶のこと会長は知らないままだったみたいなんだ。ごめん。」
「別にもういい。」
それより情報屋がいたなんて知らなかった。
情報屋には俺のことはばれてる。
確信はなさそうだが。
でも、会長に言ってないことからすると楽しんでるのか?
どんな奴か見てみたいものだ。
「情報屋の顔は見たのか?」
「いや、でもここの生徒だよ。」
「何故分かる。」
「顔は隠してたけど制服着てたし生徒会役員だから。」
「なら顔くらい....」
「それが無理なんだ。」
ますます怪しい人物だな。
要注意だ。
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