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LAST SMILE

第7章 お兄ちゃん







「あ・・いた」




ビンゴ。

当たりだ。




あいつら、打ち上げだっていうのに、
こんなところで2人っきりで何してんだよ?



はぁ。

まったく。



まさかほんとにできてるんじゃないだろうな・・・。






・・・戻るか。


でもせめて早く戻って来い、
くらいは言ってやろうかな。


そう思ってドアをノックしようと思ったとき、
見えたんだ。







「は・・・?」



あいつの、REIのいつもしているリストバンドが
すっと外されたその手首に見えた傷跡・・・。








あれは、一体なんだ?


もしかしてあいつ・・・。




あいつには何かあるのか?


だからあの時、
リストバンドを取ったとき、あんなに・・・。





「亜貴・・・!?」




その時、亜貴がREIを優しく抱きしめた。




亜貴、何だよ。


何だ?お前のその顔。



俺らの知らない亜貴の顔。



あいつら、確かに仲はいいとは思うけど、
どういう関係なんだよ。



俺ら仲間だろ?



もし何かあっても、
絶対に間違った関係ではあっちゃいけねぇはずだよな?


なんで・・・。




なんでだよ。




ちょっとあいつらが仲良いだけだろ?






なのになんで俺・・・。





こんなに・・・。






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