I'll be with you.
第3章 心君のお仕事が見てみたい!
翌日の約束の時間
私達はいつものように秘密基地へと来ていた。
お昼時を過ぎた13時半
ようやく心君が秘密基地へとやってくる。
……時間帯のはずなんだけど…?
「今日、遅いな?
混んでるんのかな?」
「さぁ?
心の父さんも、なんであそこで働けって言ったんだろうな。
しかも、夏だけ」
カナと光輝君は1番後ろの席で寝そべりながら携帯をいじっている。
それにつられて、私も携帯を開くと、
『ふふっ……』
スライドロックの画面が心君だったりする。
そして、そのスライドロックを解除すると、
『ムフフっ……』
ホーム画面がまたしても心君だったりする。
そして、昨日の心君からのおやすみLINEを見ようとLINEを開くと、
『うふふっ……』
背景が心君だったりする。
「……優
相当キモいよ……」
「うん……」
『雑誌に載ってたウェイター姿がもう♡
はぁ〜〜〜!カッコイイ♡』
これが私の彼氏なんて……!
夢なんじゃないかと思ってしまう