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I'll be with you.

第20章 キミ想い

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今でも鮮明に思い出せる。



カナが倒れたあの日



突然かかってきた陽ちゃんからの電話に妙な緊張と、どうしようもないくらいの恐怖が私を襲った。




目の前にいなくてもわかる。




耳に伝わる、か弱い声が




電話越しの陽ちゃんの声が





捨てられた子猫のように





震えていたから……



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