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I'll be with you.

第23章 孤独

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*カナside*


『カナくん?

……聞いてる?』


「え?聞いてるよ?」


テレビに集中しすぎて、亜美のことをすっかり忘れてた俺。


視線を亜美にズラすと、頬をプーッと膨らましていた。



それでも俺の中から溢れ出てくるものは




また俺のせいで同じことが繰り返されるんじゃないかって




恐怖だけだった。




『……私の話全然聞いてくれない』




いつも同じセリフで同じ行動




その手にはのらねーよってこころの中では思ってるけど




できないんだ。





「そんなことないよ。


おいで、亜美」




そして今日も




体を重ねるだけ……



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