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会計の時も…


運転して帰る時も…


実家でお腹の子の話をしてる時でさえ


『心君ってば

本当におっかしー！』


あははと心底楽しそうに笑う優。


『またシンちゃん親バカ発動しちゃったの？

あらあら、いいじゃな〜い！』



『エコーの画面を指さして見ろ！っていうんだけどね

心君が邪魔で見れないのっ！

先生も未来ちゃんもまたか！って感じだよ！』



「…」



未来よりも恐ろしい奴がいる…





コウ…





「はぁ…」




コウにだけはこんな自分を見られたくない。



ネタにされること間違いなし…




「シン君、男っていうのはね

そういうものなんだよ。

お義父さんもね、そうだったよ」


「お義父さん…」


「シン君、仕事抜け出して来たんだろう？

早く戻らないと」


「はい。

７時頃、優を迎えに来ます。

それまでよろしくお願いします」



いってらっしゃい。と、



玄関で優に見送られて家を出て学校へ向かった。