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I'll be with you.

第1章 【第一部】私達の秘密基地

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「やべっ!俺もう行かなきゃ!

昼休憩あと5分で終わるし!?」



大分古くなった捨てられたバスの中



びしょびしょになった彼等がタオルで体を拭いていた。



「びしょびしょなのに接客業なんてできるんですかー?

そんな人から食べ物運ばれたくないでーす」



「おい、誰のせいだと思ってんだよ。

カナがLINEで呼ぶからだろ」



「そんなこと行ってる間に残り3分だぞ!」



心君は慌てて外に出て、海の近くに新しくできたばかりのグランドホテルに向かっていく。



そんな心君を私は引き止めた。




『心君!着替え!』




三人がはしゃいでる間に心君の家に行って、着替えを一式カバンに入れて持ってきていた。




私は走って心君を追いかけて、心君にカバンをわたした。




「サンキュー」





背の高い心君を見上げていると、心君が手を私の後頭部にまわした。




そして、





『…っ』





優しく私の唇を塞ぐだけのキスをした





「充電完了」




そう言って、優しく殺人級にカッコイイ笑顔を向けると、すぐに歩き出した。



「7時には帰る。いってきまーす」



『いってらっしゃい!

お母さんとご飯作って待ってるね』





私は心君が見えなくなるまで見送ると、





秘密基地へと戻った。



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