夜が明けても傍にいて。
第19章 涙のbirthday
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春樹が悪い訳じゃない。
例え、あんな出逢い方をしていなくても
私はきっと慎也を好きになった…。
上司と部下から始まる
恋に、落ちていた。
ねぇ、慎也…
私に“俺から離れて行くな”って言ってくれて
嬉しかったよ…。
短い時間だったけど幸せだった。
あなたに抱かれた日々は本当に幸せだった。
感謝の気持ちを込めてこれを...あなたに…。
あなたと初めて過ごす、あなたの誕生日。
もう二度と二人で祝うことのないあなたの誕生日。
慎也…私の最後の愛を
どうか…受け取って。
慎也…
大好き。
大好きなのに…
信じることができなくて...
ごめんね…。