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夜が明けても傍にいて。

第24章 恋の終わりと恋の始まり。

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その日、私の家に一度寄ってからそのまま二人で出勤した。


「おはよう、莉菜。
朝からご馳走さまー。」


私達を見て美穂がすっ飛んで来た。


「課長サン、オハヨウゴザイマス。」


「石田といい、お前といい上司をからかい過ぎだ。」


「私は課長の部下ですけど、課長の彼女の大事な友達ってことも忘れないでくださいね。」


美穂はイタズラに笑って私達を追い越して行った。




課長はフッ…と笑って


「全く…莉菜の周りに居る人間は

いい奴ばかりだな。」



そう言ってくれたから
私は胸がジーンとしてしまった。



「お?朝から泣くなよ?」


「泣かないもんっ。」


「なんだ、もんっ、て。

朝から萌えるだろ。」


「…。」




他の社員にこんな会話、絶対に聞かれたくない…。

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