夜が明けても傍にいて。
第26章 新しい生活
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慎也と同じビルに出勤するのも今日で最後だ。
しっかり課長の姿を目に焼き付けておこう…。
「おい、宮西!」
きゃん、呼ばれちゃった♪
「課長、何でしょう?」
課長は目線をパソコンでは無く私に向けた。
「宮西…こうやって名字を呼ぶのも最後だな。」
「そうですね…。」
「今度仕事で会う時は、“北崎さん”になってるのかな?」
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いくら小声で言われても誰かに聞かれているんじゃないかと思ってドキドキしちゃう。
「宮西、最後の指示だ。
これをまとめておけ。」
「…はい…。」
手に渡された書類。
最後って…寂しいな…。
「それから…今日の昼はカツ丼で。」
「はい。」
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慎也と同じビルに出勤するのも今日で最後だ。
しっかり課長の姿を目に焼き付けておこう…。
「おい、宮西!」
きゃん、呼ばれちゃった♪
「課長、何でしょう?」
課長は目線をパソコンでは無く私に向けた。
「宮西…こうやって名字を呼ぶのも最後だな。」
「そうですね…。」
「今度仕事で会う時は、“北崎さん”になってるのかな?」
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いくら小声で言われても誰かに聞かれているんじゃないかと思ってドキドキしちゃう。
「宮西、最後の指示だ。
これをまとめておけ。」
「…はい…。」
手に渡された書類。
最後って…寂しいな…。
「それから…今日の昼はカツ丼で。」
「はい。」