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夜が明けても傍にいて。

第35章 番外編④

弥生が入院してから二ヶ月が過ぎた。
面会に行く時は莉菜が心配しないように一緒に連れて行った。


最初は莉菜に口も利かなかった弥生。


だけど、莉菜の人柄なのか弥生の中で踏ん切りがついたのか少しずつ二人の間にも会話が生まれ始めた。


俺がここに来る度に弥生の前で莉菜への愛を見せつけてやったからかもしれない。


とにかく莉菜とイチャイチャしてやった。


こんなことで弥生が吹っ切れるならもっと早くこうしていれば良かった。




「ちょっと、何?あんた達また来たの?

もう来なくていいって言ってるでしょ?」


最近はこの口の利きようだ。



「せっかく会いに来てやってんだろ?
もっと嬉しがったらどうだ?」


「どうせもう手に入らないんだから
用無しよ。」


「聞いたか?莉菜…。ひどいだろ?このオバサン。」


「ちょっと慎也、オバサンって…。」



「オバサンはオバサンだろ?

なぁ、オバサン?」



「オバサンを抱いたのはどこの誰?」

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