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夜が明けても傍にいて。

第40章 番外編⑨

「パパはさ…僕たちの親である前にママの旦那さんなんだからさ、

僕たちのことはママの次でいいから。」



「慎莉…お前、

どこでそんなセリフ覚えたんだ?」



「僕だって、一応男だしっ。」


「…好きな子でも、出来たのか?」


「…まだ、よくわかんないけど…。」




「そっか…。

いつか…パパとママみたいに愛し合える相手が出来たら


その子のこと、大事にするんだぞ?」




「当たり前っ♪僕はパパの息子だよ?

パパのママに対しての愛を
誰よりも見てきてるからね。」



「お前…ほんと、いい男だな…。」



「でしょ?」



「フッ…生意気っ…。」






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二人がこんな会話をしていたなんて
私は全く知らなかった…。

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