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Love chance

第1章 始まりは、アイツのツートンカラー

アパレル関係の仕事を
シャカリキにこなし。
シャカリキに生きて
お局様になり。。嫌嫌
キャリアウーマンの看板を無理矢理背負い
若い強そうな女子を片っ端から
蹴落として生きてる。。
太陽は午後の窓辺を紫外線バリバリに
照らしながら、、、12センチのヒールは
高々と長い廊下を行き来する。
設立当時から、一緒にがんばってきた
戦友が、今日、寿退社する。。
なんて、くだらなくて
なんて、地獄な日なんだろうと、、、。
打ち上げは、夕方18時から戦友の好きな
イタリアンレストランで行われる。
ごっつい咲き乱れる花束を
あたしは、遠巻きから見つめ
溜め息を吐く、、、無駄口も吐く。

そう毒女な私、蘭子。賞味期限バリバリに切れて
開き直り真っしぐらな39歳

時間はドンドン夕方になる
仕事は、ドンドン無くなる
蘭子の溜め息は、ドンドン高らかに
どよめいていく。

寿退社。。夢にまでみた
響きよね。。うん。。

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