テキストサイズ

Love chance

第27章 ガシガシ

綾人の脳裏に浮かぶ

この何万人に対し、、、蘭子さん1人。



綺麗な月眺めて
涙が流れたあの日の海
あなたは帰らない
もう2度と触れられない

夢中に抱き合う細い身体

もぅ。僕には戻らない、、、lalala




バラードが流れ



場内は静まり返る。。。



ギターは
泣き出す、、、中央まで
歩き出す、、、綾人。



あなたがいたら
あなたがいてくれたら、、、lalala


ボーカルの高く柔らかな声に馴染む




くだらない日常でも
僕は笑ってすごせるのに




ドラムの低い音
ベースの太いしっかりとした音が



ボーカルとギターを包む




綾人は、自分と近い男性を指差し



笑い掛けながら


腕を上げる。。。







そうやって






僕等の夜は



過ぎていくんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ