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チェック柄の赤いフレアスカート
誰もが手を出したくなる様な
秋色のルイの姿に
誰もがウットリみとれていた。


その脇に、今回の相手役だった
秋葉徹夜が現れた。
マネージャーを引き連れ
撮影しているルイ目掛け
平手打ちした。



翔太は、ルイの脇で
呆然と秋葉徹夜を見た


ルイは、秋葉を睨みつけながら
「あなた？下品ね。撮影してる
最中になんなのよ？」

秋葉徹夜が唇を噛みながら

「お前、なに手をまわしてんだよ。」

ルイは、フレアのスカートを
遊ばせながら
控え室へ
歩き出した。


「ばっかぢゃないの？実力も無いくせに、なに乗り込んできてんの？
芸能界わね！顔だけぢゃだめなの
まだ理解してないみたいね？」



秋葉徹夜が、マネージャーに
掴まれ、バタバタと
消えた。


後に秋葉徹夜のマネージャーが
謝りに来ていたのを
翔太は、見ていた。


やっぱ
芸能界、、、、こぇ、、、な。


撮影スタッフは
土偶の様になり
ワイワイと賑やかに進められていた
時間が埋れた。


翔太は、抜き足差し足
ルイの控え室に向かい


「翔太のおなぁぁりぃー！」と
勢いよく入る



携帯の持つ手を震わせながら
小さくなっていたルイを翔太は
心配気に近寄り
背中をさする


「怖かったんだよな。ルイさん。。」


そう言いながら
無言のルイの背中をさする。


携帯から蘭子さんの声が聞こえてきた。


「ルイ！？ルイ？どしたの？」



翔太は、ルイの携帯をとり

「あ。僕です。ルイさん気分が悪くて、いま、休憩です。鞄にあたって
蘭子さんに繋がったみたいです。
大丈夫です。はい、、、はい、、
あ。わかりました。」


ルイを控え室のソファーに座らせ



翔太は、冷蔵庫から
水を出して
ボトルキャップを開けて
ルイに渡した。


「ほら。落ち着かなきゃ。撮影
終わらないよ。あんた。プロだろ？」


翔太は、ルイの隣に座り
ニッコリ笑う。