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Love chance

第37章 ルナANDルイ

翔太と別れた後、ルイは、ルナのマンションの前に
車を待たせ
雑誌を持って、鬼の形相でエレベーターを待つ

雑誌の中の綾人の表情は
驚きにみちていた

ルナは、笑みを浮かべ
カメラを意識している


ヤラセ。だからでしょ?


スタッフ同士が話しているのを聞いた。


ルイは、雑誌をスタッフから奪い
怒りに震えた。


目を閉じて
こめかみを抑え
エレベーターに乗った。


最上階のエントランスで
ルナの携帯に電話した。

留守番電話に繋がる
都合が悪い時は、誰の電話もとらない
ルナは、そんな女だ。
綾人を利用して捨て、また、利用する



ルナの部屋のベルを鳴らす

何度も
何度も


無言で、少しの扉を開けて
ルイを見る
そして、大きく開けた時に
ルイは、ルナに雑誌を投げる


「あんた。卑怯だよね。自分から振った男を
また?手元に置こうとしてるよね?綾人を
どんだけ傷つけるのよ!」


雑誌を顔に投げられるが

笑いながら拾う


「ルイ。あんた。いつからそんな柔らか人間に
なったのよ?ばっかぢゃないの?利用出来る
物や者は、総て使うわよ。だから業界で生きて
いけるんぢゃないの?」



ルイは、ルナの傲慢な態度に


「あんたは、あたしが潰してやる!覚えときなよ」


ルナの顎をつまみ
払う。



睨みつけながら、エレベーターに向かった。

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